婚約指輪をプレゼントされる際に、「婚約指輪のお返しはいらないよ」と、彼氏から言われる女性は少なくありません。しかし、「本当に何もいらないの?」とか、「何か他にできることはないか」などと、悩んでしまう女性もいるでしょう。

そこで今回は、「婚約指輪のお返しはいらない」といわれた時に、女性が確認すべきことについて、ジュエリー専門店アトリエミラネーゼのスタッフに詳しい話を聞きました。

1. 昨今の婚約指輪のお返し事情

ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏版)によれば、2018年4月~2019年3月に結婚(挙式、披露宴・披露パーティー)をした、もしくは結婚予定があった読者の中で、婚約記念品(婚約指輪を含む)の返礼品を贈ったと回答した女性は、全体の43.9%でした。以上の結果から、婚約記念品(婚約指輪を含む)を受け取っている女性の半数以上が、何も返していないということが分かります。

しかし、受け取った品物が婚約指輪かそれ以外かに関わらず、いただき物に対してお返しをしないということに抵抗がある人もいるでしょう。お返しの風習がある日本では、「お返しはいらないよ」と言われても、何かしらの方法で感謝の気持ちを伝えたいと思う人は多いと思います。

2.婚約指輪の返礼品に選ばれている品物とは?

同調査で、婚約記念品(婚約指輪を含む)のお返しを贈ったと回答した252人の女性を対象に、どのような品物を選んだのかについて聞いたところ、以下のような回答となりました。回答数の多かった順に上位5位までの結果をまとめましたので、順を追って詳しくご紹介させていただきます。

また、実際に同じ品物を選んだという先輩たちに、選んだ理由についても詳しく聞きましたので、婚約指輪のお返しを選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。

返礼品①:腕時計(52.4%)

『先輩から、腕時計には「これから2人で共に時間を刻んでいく」という意味があると聞き、婚約指輪の返礼品として腕時計を選びました。彼氏から「お返しはいらない」と言われてはいましたが、何も返さないのは気がとがめてしまって。腕時計なら男性が毎日身に付けることができるし、メンテナンス次第では一生使うことができます。文字盤の裏側には、2人の結婚の記念として、結婚記念日を刻印してもらう予定です』(20代・女性)

返礼品②:スーツ(15.1%)

『私は結納で婚約指輪を貰う予定だったので、婚約指輪の返礼品は“結納返し”として用意しました。母によれば、“結納返し”は“袴料”と言う意味があり、「いる」とか「いらない」に関わらず、スーツ一式をお返しするのが定番なのだとか。「結婚後は家族が増え、冠婚葬式などでスーツを着用する機会が増える」と聞いたので、このような場にふさわしい服装として、ワンランク上のフォーマルスーツを選びました』(20代・女性)

返礼品③:財布(8.7%)

『「そろそろ買い替えないとね」と、以前から話していた財布を、返礼品としてプレゼントすることにしました。財布はそこまで高価なものではないので、「お返しはいらないよ」と言っている彼氏に変な気を遣わせることもなく、喜んで受け取ってもらうことができました』(20代・女性)

返礼品④:カバン(7.5%)

『「婚約指輪の返礼品はスーツがいい」と両親から勧められたのですが、自分一人でスーツを選ぶのはなかなか難しくて……。お店の人からは「お仕立て券」を勧められましたが、それはそれで味気ないと思ったので、代わりにビジネスバッグをプレゼントすることにしました。ビジネスバッグなら洋服のようにサイズ感を気にする必要がないし、いらないと言われているお返しっぽくも見えないし。普通に仕事で使うものなので、いい選択をしたと思っています』(20代・女性)

返礼品⑤:靴(3.6%)

『以前から彼氏が革靴を欲しがっていたので、婚約指輪の返礼品としてプレゼントしました。「お返しはいらない」と言っていましたが、喜んでいましたよ。ローランドに憧れている彼氏によれば、「カッコよくなると気持ちが変わる。そして、気持ちが変わると人生が変わる」とのこと。革靴は決して安いものではありませんでしたが、彼氏が一家の大黒柱としての自信を持ち、頑張って仕事に取り組めるのなら、良かったです』(20代・女性)

3. 婚約指輪の返礼品の予算は?

婚約記念品(婚約指輪を含む)の返礼品として選ばれている品物は分かったけれど、いくらくらいのお金をかけているのかも気になりますよね。

同調査で、婚約記念品(婚約指輪を含む)の返礼品を贈ったと回答した238人の女性を対象に、かけた費用について聞いたところ、以下のような回答となりました。回答数の多かった順に上位5位までの結果をまとめましたので、順を追って詳しくご説明させていただきます。

また、実際に返礼品を渡したという先輩たちに、予算に対する考え方についても詳しく聞きましたので、ぜひ参考にしてみてください。

予算①:10~12万円未満(20.6%)

『婚約指輪の相場が35万円くらいと聞いていたので、約3分の1の金額を目安に返礼品を選びました。いただき物に対するお返しは“半返し”が一般的だそうですが、婚約指輪の半額とは言っても、全額を負担するのは厳しかったので……。「お返しはいらない」と彼氏には言われていましたが、無理のない予算内で選びました』(30代・女性)

予算②:4~6万円未満(15.1%)

『婚約指輪を選んでくれたお店で、ペアで着けられるシンプルな指輪を選び、返礼品として彼氏にプレゼントしました。当初、「お返しはいらないよ」と言っていましたが、「君の気持ちが何より嬉しい」と、大喜びの彼氏。仕事柄、結婚指輪以外は指に着けられないとのことでしたが、ペンダントヘッドにして毎日身に着けてくれています』(20代・女性)

予算③:2~4万円未満(13.4%)

『仕事で使えそうなネクタイを3本見繕ってプレゼントしました。ネクタイは何本あってもいいし、気兼ねなく使えるものなので、「お返しはいらない」と言っていた彼氏も、遠慮なく受け取ってくれました』(20代・女性)

予算④:30万円以上(12.2%)

『婚約指輪と結婚指輪を合わせた金額の約半分の予算(30万円以上)をかけて、新居の家具や家電一式を返礼品として購入しました。「お返しはいらない」と言われてはいましたが、私は結婚後も仕事を続けたいと思っており、共働きをする以上は、夫婦間のパワーバランスに偏りができるようなことがあってはいけないと思っています。特に、お金に関しては細かい配慮が必要だと思っているので、婚約指輪や結婚指輪のような高価なものほど、貰うだけでなくきちんとお礼をすべきだと思います』(30代・女性)

予算⑤:20~22万円未満(7.1%)

『彼氏がプレゼントしてくれた婚約指輪とほぼ同額のお金をかけて、返礼品として腕時計を購入しました。婚約指輪とは言え、借りや貸しを夫婦間で作りたくなかったので……。「お返しはいらないよ」と、彼氏には拒否されましたが、「私の気持ちとして受け取って欲しい」と、プレゼントさせてもらいました』(30代・女性)

4. 婚約指輪のお返しをしなかった理由

婚約記念品(婚約指輪を含む)の返礼品として選ばれている品物や予算から、お返しに対する考え方や、その重要性がよくお分かりいただけたのではないかと思います。しかし、その一方で、お返しをしなかったという人はなぜ何も返さなかったのか、理由が気になるという人もいるでしょう。

そこで、実際に婚約指輪のお返しをしなかったという先輩たちに、その理由について、詳しい話を聞きました。以下、順を追って詳しくご説明させていただきます。

理由①:婚約指輪のお返しをするものだとは知らなかったから

『「お返しはいらない」と言われれば気付いたかもしれませんが……このような質問をされるまで、婚約指輪のお返しをするものだとは知りませんでした。私たちはお互いの実家が離れていたことから、結納や結婚式などもしなかったので、結婚関連のマナーに関して深く考えることはありませんでしたし、詳しく教えてくれるような人も身近にいなかったので。もし、マナーを知っていたら、きちんと対処できたのですが……彼氏には申し訳ないことをしたと、反省しています』(20代・女性)

理由②:彼氏に「いらない」と言われたから

『「婚約指輪のお返しはいらないよ」と、彼氏に言われていたので、何も返していません。「いらないって言ってるけど本当かな?」「自分だけ婚約指輪を貰って申し訳ない」という気持ちはありましたが、彼氏のプライドを傷つけてしまう可能性も考え、踏みとどまりました。でも、その代わりに、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、貰った婚約指輪はとても大切に使っています』(20代・女性)

理由③:結納をしなかったので

『私たちは結納をしなかったので、婚約指輪が結納品の代わりだとか、婚約指輪を貰ったら結納返しのようにお礼をしなければいけないという認識が全くありませんでした。婚約指輪は彼氏からのプレゼントとしてありがたく頂戴し、当然にお返しをする必要もないものだと思っていました』(20代・女性)

理由④:婚約指輪が彼氏の母親の“おさがり”だったから

『婚約指輪は、彼氏のお母さんが使っていたもの、つまり、“おさがり”を貰いました。新しい指輪を買ってもらったわけではないので、特にお礼はしていませんし、彼氏からも「お返しはいらない」と言われました』(20代・女性)

理由⑤:高価な指輪を貰ったわけではないので

『高価な指輪を貰ったわけではないので、お礼まではしなくていいかな……と、思いました。彼氏も、「お返しはいらない」と言っていたし。でも、「ありがとう」の気持ちを込めて、彼氏の大好きなトマトハンバーグを手作りしました』(20代・女性)

5. 「お返し」ではなく「お礼」をしたという人も

婚約指輪のお返しをしなかったという先輩たちの中には、代わりに「お礼」をしたという人もいました。

詳しい話を聞きましたので、詳しく解説させていただきます。

お礼①:誕生日プレゼントを奮発した

『返礼品の代わりに、誕生日プレゼントを奮発しました。「お返しはいらない」と言っていた彼氏は、「してやられたな」と、苦笑いしていましたが。私の中ではきちんとお礼をすることができて満足したし、彼氏も喜んでくれたので、結果オーライだと思っています』(30代・女性)

お礼②:新居の入居費用を負担した

『彼氏から『婚約指輪のお返しはいらないよ』と言われても、正直気が引けてしまって……。別の形で何とか感謝の気持ちを伝えたいと考えた結果、新居の引越し費用は私の方で負担することにしました。繁忙期で土日も休みなく働いていた彼氏の代わりに、私が不動産屋さんでの契約をする予定だったので、ちょうどよかったです』(30代・女性)

お礼③:結婚指輪の費用を折半した

『婚約指輪のお礼になっているかは分かりませんが、結婚指輪の費用を折半しました。「お返しはいらない」と言われていましたが、「2人の結婚の記念として、一生着け続けるものだからこそ、お互いにプレゼントし合いたい」と言ったら、彼氏もすんなりOKしてくました』(20代・女性)

お礼④:婚前旅行をサプライズした

『婚約指輪のお礼として、婚前旅行をサプライズしました。国内旅行で彼氏の好きな温泉に行っただけなので、指輪に比べたら微々たる額ですが……婚約の記念としていい思い出になり、「お返しはいらないよ」と言っていた彼氏も大満足の様子でした』(20代・女性)

お礼⑤:思い出として残していく

『婚約指輪のお礼に、「ありがとう」の気持ちを込めて、ケーキを手作りしました。そして、「プロポーズ記念日として、これからは毎年お祝いを思い出として残していこうね」と、彼氏と約束しました。「お返しはいらない」と彼氏は言っていましたが、喜んでくれました』(20代・女性)

「婚約指輪のお返しはいらない」と言われても、感謝の気持ちを伝えよう!

婚約指輪を貰ったという女性のうち、お返しをしていないと回答した人は半数以上いましたが、「お返しはいらない」と言われたから何もしていない人、そもそもお返しをするものだということを知らない、その必要があると思っていなかったという人もいることがお分かりいただけたのではないかと思います。また、何も返していなくても、お礼をしているという人もたくさんいるということが分かりました。

もしも、「婚約指輪のお返しはいらないよ」と、男性から言われたとしても、その言葉を額面通り受け止めるのではなく、何かしらの方法で感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。かけがえのない相手だからこそ、お互いに気遣いし合うことこそが、夫婦円満の秘訣になるのではないでしょうか。

悩んだ時は、プロに相談を

婚約指輪に関してお悩みの方は、お気軽にアトリエミラネーゼにご相談くださいませ。

アトリエミラネーゼでは数多くの婚約指輪を取り扱っておりますので、返礼品を選ぶ際に、大体の本体価格や相場などもご確認いただくことが可能です。経験も知識も豊富なスタッフが、婚約指輪のお返し選びについても誠心誠意サポートさせていただきますので、ご安心ください。

婚約指輪を受け取った後に、女性のお客様お一人でのご来店も大歓迎です! 皆様のお越しを、アトリエミラネーゼのスタッフ一同でお待ちしております。