プロポーズでは婚約指輪を貰うのが一般的で、それ以外はあり得ないと思っている女性は多いでしょう。事実、ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏)によれば、「婚約記念品があった」と回答しているカップルの88.9%が、婚約指輪を選んでいます。

しかし、最近では、結納をしなかったり結婚式を行わなかったりするカップルも多く、婚約指輪以外の婚約記念品を選ぶ人たちもたくさんいます。

そこで今回は、婚約指輪以外で婚約記念品として選んだものについて、既婚者&婚約中の先輩女性たちに詳しい話を聞きました。

婚約指輪以外のものでもいい?

婚約指輪とは?

婚約指輪は、結婚を約束した婚約の証として男性から女性へ贈られる指輪のことです。

婚約指輪は、古代ローマ時代にヨーロッパで始まった文化と言われており、「男性が女性に求婚する際に、鉄の輪を贈る儀式」が元になっていると言われています。

当時、鉄の輪は「力の象徴」と考えられており、「結婚の約束を示す証」としての強い意味合いを持っていました。

文化の輸入と婚約指輪

婚約指輪が日本で広く認知されるようになったのは、1950年代以降。戦後の復興から高度成長期を経て日本人の暮らしは豊かになり、西洋文化の輸入と重なって、プロポーズにダイヤモンドの婚約指輪を贈るというのが定番となりました。

また、当時、婚約指輪の概念がまだなかった日本で婚約指輪を販売するために、ダイヤモンドの輸入・販売元の企業が行った「ダイヤモンドの婚約指輪を購入しよう!」というキャンペーンで、広く認知されるようになったとも言われています。

婚約指輪に対する価値観は時代とともに変化している

インターネットが普及した現代では、「シェア」や「共有」といった合理性が重視され、モノの「所有」自体が時代遅れになっているという見方があります。それに伴い、今後は、「豊かさ」の概念が、「物質的なもの」以外の「内面的なもの」へとシフトしていくと考えられてもいます。

このような流れは、婚約指輪に対する価値観も例外ではありません。実際に、「婚約指輪以外のものが欲しい」とか「指輪にこだわっていない」などと、考えているカップルは少なくありません。最近では、婚約指輪以外の婚約記念品を贈る人も増えてきています。

婚約指輪以外の婚約記念品として選んだものとは?

ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏)では、2018年4月~2019年3月に結婚(挙式、披露宴、披露パーティー)をした、もしくは結婚予定があった『ゼクシィ』読者のうちの74.0%が「婚約記念品があった」と回答しており、どのような品物が選ばれているのかが公表されています。

実際に、婚約指輪以外では、どのような品物が選ばれているのでしょうか?

婚約指輪以外の回答を割合順にまとめてみましたので、詳しくご説明していきたいと思います。

婚約指輪以外の婚約記念品①:ネックレス(6.4%)

『「結婚後も長く使うことができる」という理由から、婚約記念品は婚約指輪以外の真珠のネックレスを貰いました。真珠は冠婚葬祭などで幅広く使えるのはもちろん、トレンドなどに左右されることもないので、メンテナンス次第では一生使うことができると思ったからです。また、財産にもなるので、ゆくゆくは子どもに受け継ぎたいと思っています』(30代・女性)

『仕事柄、結婚指輪以外のアクセサリーを身に着けられないため、婚約記念品は婚約指輪以外のネックレスを貰いました。婚約記念品は婚約指輪以外にあり得ないと思っている方もいるかもしれませんが、それは実際に身に着ける人によるのではないかと思います。ネックレスなら衣服の下に隠せるので、安心して毎日身に着けることができます』(20代・女性)

婚約指輪以外の婚約記念品②:腕時計(2.6%)

『婚約記念品は2人でお揃いにできるものが良かったので、婚約指輪以外の品物で考え、ペアの腕時計に決めました。腕時計の文字盤の裏側には結婚記念日を刻印してもらい、2人だけの特別な記念品に仕上げてもらいました』(30代・女性)

『指輪を自分一人だけ貰うことに抵抗があったので、婚約記念品は婚約指輪以外のものにしようと話し合い、腕時計をお互いにプレゼントし合いました。腕時計なら男性も抵抗なく着けることができますし、メンテナンス次第では一生使うこともできるので、婚約の良い記念になったと思います』(30代・女性)

婚約指輪以外の婚約記念品③:ピアス・イヤリング(1.0%)

『大学卒業と同時に結婚を決めた私たち。まだ経済的な余裕がなかった彼は、「いつかは素敵な指輪をプレゼントできるように頑張るから」と、婚約記念品としてピアスをプレゼントしてくれました。婚約指輪以外のものだったとしても、2人の愛を誓い合うのには十分でした』(20代・女性)

『私は調理師なので、普段から指輪を着ける習慣がありません。そのため、指輪を貰ったとしても恐らく着けないと思い、お断りしました。そんな私に対して、彼はダイヤモンドのピアスをプレゼントしてくれました。婚約指輪以外の品物でも彼の気持ちが伝わり、とても嬉しかったです』(30代・女性)

婚約指輪以外で貰って嬉しかったものは?

ゼクシィ結婚トレンド調査2019(首都圏)では、「婚約記念品があった」と回答した中の4.0%の対象者が、「その他」を選んでいます。

そこで、婚約指輪以外に貰って嬉しかったものについて、既婚女性たちに詳しい話を聞きました。

婚約指輪以外に貰って嬉しかったもの①:10年用日記

『婚約記念品として、10年分書ける10年用日記帳を貰いました。その日記帳は1ページに同じ日にちが割り振られており、1ページで10年分を見返すことができる仕様で、『これから同じ時を刻んでいこうね』と、彼からプロポーズされました。10年用日記は、年、曜日、日付欄が空欄になっているので、いつでも好きなタイミングで日記を書き始めることができます。私は、彼にプロポーズされた日から日記を書き始め、子どもが生まれて家族が増えた今でも、ずっと思い出を綴り続けています。

当初、婚約記念品が婚約指輪以外の品物だったことには驚きましたが、こうして夫婦&家族の歴史が刻まれていくことを嬉しく思っています』(30代・女性)

婚約指輪以外に貰って嬉しかったもの②:交際を記録したDVD

『彼の家に遊びに行った時、何気なく観せられたのが、私たちの交際を記録して編集されたDVDでした。そして、そのエンディングに、『Will you marry me?』とテロップが出てきたのが、彼からのサプライズプロポーズでした。

婚約記念品は婚約以外の品物でしたが、とれも嬉しかったです。二つ返事で、婚約をOKしました』(20代・女性)

婚約指輪以外に貰って嬉しかったもの③:お揃いの財布

『若くして授かり婚をした私たちは、指輪を買う余裕なんてありませんでした。それでも、「生まれてくる子どものために頑張ろう」と2人で結婚を決め、結婚式や新婚旅行などをすることもなく、役所に婚姻届を提出して夫婦になりました。

私は、それだけで十分幸せだったのですが……役所からの帰り道、「これから一緒にお金を貯めていこう」と、彼がお揃いの財布をプレゼントしてくれました。入籍したのは3月だったのですが、「春に買う財布は“張る財布”と言ってお金が貯まるんだって」と、恥ずかし気に笑う彼がとても愛おしく見えました。このお揃いのお財布が、私たちにとっての婚約記念品兼結婚記念品になりました。婚約指輪以外の品物でしたが、とても嬉しかったです』(20代・女性)

婚約指輪以外に貰って嬉しかったもの④:ウエディングドレス

『ハワイの結婚式場に一目惚れし、その場で挙式することを即決した私たち。しかし、提携のレンタルショップで借りられるウエディングドレスは、日本人の私にはどれもサイズが大きくて、着られるものが1着もありませんでした。どんなに理想の結婚式場だったとしても、着られるウエディングドレスがないなら仕方がない……。そう思って、結婚式場を諦めようとした時、「ウエディングドレスを買おう!」と、彼が言ってくれたんです。

予算の関係上、ウエディングドレス以外に指輪まで買うことはできませんでしたが、私には十分過ぎるくらいの婚約記念品になりました』(30代・女性)

婚約指輪以外に何が欲しい?

婚約中の女性たちの中には、「婚約指輪以外に欲しいものがある」と教えてくれた方々もいました。

具体例を聞きましたので、順を追ってご説明させていただきます。

婚約指輪以外に欲しいもの①:新居の頭金

『私たち夫婦はサーフィンが趣味で、私には「海が見える一戸建てに住みたい」という、子どもの頃からの夢があります。夢を叶えるべく、婚約中の今から物件を探していますが、理想通りの家はなかなか見つからないのが現実。土地を買って家を立てようか悩んでいるところなのですが、気になるのはお金なんですよね……。

私は、2人が理想とする住まいを手に入れるために、指輪に使うお金は、新居の頭金として使って欲しいと思っています。そして、その家で、一生一緒に家族で幸せに暮らしたいと思っています』(20代・女性)

婚約指輪以外に欲しいもの②:新婚旅行

『私はファッションにそこまでのこだわりがないので、指輪以外のもの、新婚旅行にお金を使いたいと思っています。

私と夫は、学生時代にバックパッカーをしていて、滞在先のインドで出会いました。それから、幾度も2人で旅行に行ってきましたが、今までずっと安宿泊まりで節約してきたので……。新婚旅行くらいは、きちんとしたホテルに泊まってゆったりしたひとときを過ごしたいと思っているのが本音です。旅行の思い出は、プライスレスですから』(20代・女性)

婚約指輪以外に欲しいもの③:婚姻届

『親友の女性が、「彼氏から婚姻届を出してプロポーズされた」と聞いてから、私も同じようなプロポーズに憧れています。指輪よりも結婚に近いし、何よりも彼の本気度がひしひしと伝わってきますよね。

私は、職場の人たちを呼ぶような盛大な結婚式なんてしたいとも思っていませんし、指輪だって別になくても構いません。彼が夫になってくれるなら、婚姻届以外に何も貰えなくても、それだけで十分幸せです』(30代・女性)

やっぱり婚約指輪が欲しいと思ったら

既婚者&婚約中の先輩女性たちが選んだ婚約記念品を見て、「婚約指輪以外の品物に魅力を感じない」「.やっぱり婚約指輪が欲しい」と思うこともあるでしょう。

「昔からの憧れだったから、一度は着けてみたい」と思い直したり、「婚約の証として身に着けたい」と、気持ちが変わったりする女性は少なくありません。

そのような時には、婚約指輪以外のもので妥協せずに、彼に本心を伝えてみませんか?

婚約指輪を貰えるチャンスは、一生に一度しかありません。後から後悔しないためにも、素直に気持ちを伝えるのは大切なことです。

正直に本音を話す

婚約記念品をカップルで選ぶ風潮になってきている今、「婚約指輪以外はいらない」「婚約指輪が欲しい」と、正直に本音を話すことは決して珍しいことではありません。むしろ、回りくどい言い方をするよりも誤解を招きにくく、彼に素直な気持ちを伝えることができるのではないでしょうか。

結婚する以上、相手を気遣い、調和を大切にすることも大事なことです。しかし、それが本心からではなく、何かの犠牲の上に成り立っているような場合は、本物の愛とは言えません。

まずは、ご自身の気持ちを自分の言葉で、直接彼に伝えてみてください。

婚約指輪を貰った友人の話をしてみる

「婚約指輪が欲しいと直接言うのは遠慮してしまう」とか、「角が立って2人の関係が崩れるのが怖い」などと思っている女性もいるでしょう。また、既に、彼氏が婚約指輪以外の婚約記念品に目星を付けているというケースもあるでしょう。

そのような方は、婚約指輪を貰った友人の話をしてみるなど、さり気なくアピールしてみてはいかがでしょうか。

友人の話であれば抵抗なく聞くことができ、また、自然に会話をする中で、彼もあなたの気持ちに気付いてくれるはずです。

デート中に専門店に立ち寄ってみる

デート中に、ジュエリー専門店に立ち寄ってみるのも手段の1つです。

「きれいな指輪だね」とショーウィンドウを眺める姿を見せるだけでも、彼はあなたの気持ちに気付いてくれるかもしれません。

また、店内のスタッフに仲介役になってもらうことができれば、自然に「婚約指輪以外は欲しくない」「婚約指輪が欲しい」と伝えるきっかけをつかめる可能性もあります。

困った時にはアトリエミラネーゼへ

ジュエリー専門店アトリエミラネーゼでは、フルオーダーメイドからセミオーダーメイド、既製品まで、豊富な種類の指輪の中から、お二人にぴったりの逸品をご提案させていただくことが可能です。また、遠方にお住まいの方は、カタログを郵送させていただくこともできます。

アトリエミラネーゼは、「婚約指輪以外の婚約記念品は考えられない」「婚約指輪が欲しい」と思っている女性の背中を押します!

婚約指輪を選ぶのもそれ以外を選ぶのも自由

私たちは、社会の中で生きていくために、自分自身を標準化させ、当たり障りなく振る舞うところがあります。集団の中で過ごす以上、安心することができ、また、悪いことでもありませんが、結婚はお二人だけの特別なものです。

婚約記念品には伝統的なしきたりや決まったルールはないので、婚約指輪を選ぶのも、また、それ以外を選ぶのも、自由です。

婚約は、一生に一度の記念としてお二人の記憶に色濃く残るものだからこそ、自分たちが本当に欲しい婚約記念品を、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。